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ホテルへ戻る前に、観光局から義務づけられているという、外国人向けの土産物屋に寄る。
ここには若い娘さん達がたくさんいて、やたらとしつこく売り込んでくる。悪いけれどあまり買う気にはなれない。印材や印泥も置いてあったが、ちょっと見ているだけで、日本語の出来る売り子が近づいてきて「これ、最高。」とか「日本円でいくらいくら」とか騒がしい。私は、中国でも一番良いと言われている「西冷印社の印泥」(日本の朱肉みたいなもの)でも買おうと思っていたのだが、置いてある品物は、どこの会社のものかさえもわからない、筆談で西冷印社のものは有るかどうかたずねてみると、彼らは「それは、どんなものなのか」。「どこの会社のものか」と逆に訪ねてくる始末。そういう教育はまったく受けていないのだろう。さっさと外へ出ようと歩いていったら、Mさんがなにやら店員と話している。透明の瓶に入った地酒をみている。1本50元だそうだ。大きさはポケット瓶位、その棚にはどんな味がするのかわからないが、ワインまで陳列してあった。二人で、さほど興味なさげに話していたら売り子がビニール袋に3本入れて、「これで100元、どうだ!どうだ!」という。ご多分に漏れず、非常にしつこい。
それでも、それを無視して、下の方に展示してあった袋菓子を手に取ってみる。どうやらこれは山査子のお菓子らしい。以前、「覇王別姫」という中国のある映画で、厳しい修行に耐えかねて自殺してしまう子供が、「山査子の砂糖漬けを腹一杯に食べたい」と言っていた。凄く切ない映画だった。すると、売り子はその山査子の袋を、一袋、先ほどの酒の入った袋に入れて、さあ、どうだと言わんばかりに「これで100元」と粘る。それじゃあと、こちらも「いいや俺達はふたりだから、酒をもう1本入れて4本にしたら買う」と言ったのだが、さすがにそれはノー。で、山査子の袋をもう一つ負けさせて、2袋にしてもらって100元で買う。あとで、わかったが、それでもかなり割高だったなあ。(後日談、この菓子は美味かった。特に白酒のつまみに最高!)
外に出てみると、そこの広場では凧が揚がっていた。中国の凧は細工が細かい上に、絵柄が綺麗なので有名だ。材料は普通の竹とシルクだ。金魚やトンボ、蝶々等、動物をかたどった物も多い。今回は是非、この凧を買って帰らなければならない。早くスーツケースを空にしなければ.....。
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