4. 1月13日 北京〜大連〜成田

今日はいよいよ帰国。

さすがにあっという間の旅だった。北京空港を9時半に発つので、起床は五時半。さっさと着替えて不要な物はトランクに入れる。食事を済ませ、ホテルのチェックアウトをする。集合時間の7時ちょっと前に、自分でトランクをフロントへ運ぶ。昨日手配していたお土産が届いていた。手早くトランクの中へ押し込む。もう、入れる物はないだろう。北京の7時はまだまだ暗い。それでももう街は動き始めていて大勢の人が通勤のために歩いている。バスは約1時間で空港へ到着。ガイドとはここでお別れだ。それぞれにチェックインして荷物を預け、身軽になる。帰りの便は大連経由だ。ところが、間違って、大勢の人がぞろぞろ歩いていく国際線のカウンターに行ってしまった。出国カードを書いて並んでいたら、ここではなくSカウンターだと、追い返されてしまった。そうだよねノ大連までは国内線だもの。Sカウンターはカウンターも1つしかないが、並ぶことなく待合室へ直行。搭乗時間になるまでゆっくりとコーヒー等を飲む。搭乗はバスにて飛行機の所まで行く。機体はなんとジャンボ、しかも、タラップで搭乗。ジャンボにタラップで乗り込むのは初めてだ。まるで総理大臣にでもなったようないい気分、貴重な体験をした。大連までの飛行時間は50分。トランジットカードをもらうと、直ぐに出国カウンターがあった。北京で記入済みの私たちは、ほとんど待ち時間なしで、出国を終え、待合室へ行けた。ここにもささやかな土産物屋があり、息子が友達用にキーホルダーを購入。私は朱墨を売っていたコーナーで冷やかしながら時間をつぶした。説明によると100年位前の古墨だそうだが、素人の私には真贋もわかるはずがなく、購入は断念した。

 搭乗後、ごった返す機内へ、空いていた隣の座席に妙齢の女性が大きなバックパックを背負ってやってきた。頭上の手荷物スペースに入れるのにかなり手こずっている。私が立ち上がって入れて差し上げた。かなり重い。彼女は「どうも有り難うございました、重かったでしょう」と言う。「いいえ、どういたしまて」と私。てっきり日本人と思って、「日本の方ですか」と尋ねる。なんと、日本に帰化した中国の方だった。しかも出身は私が昨年訪れた瀋陽の方。瀋陽の街が思っていたより遙かに大きな大都市だった事や瀋陽の地酒のこと、日本での生活のことなど、色々な話題で、2時間の飛行時間はあっという間に終わってしまった。王府井の裏通りのお店で買った肉もロバの肉だと解った。成田の空港での別れ際に「また、どこかでお会いしましょう」の言葉が、もう2度とお会いすることがないと解っているのに、ちょっぴり嬉しかった。旅の出会いって素晴らしい!

 成田で出発時に息子がバスに忘れてしまった小さなバッグを受け取り、リムジンバス上の人となる。バスはほぼ、満席だ。様々な人が乗っている。出張帰りの人、明らかに観光帰りの人。どこぞの外国人。それぞれの思いを載せてバスは走る。3泊4日の短い旅だったが、今回の旅は本当に楽しい有意義な旅であった。


 

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目次

1

成田〜北京

2

北京・故宮

3

万里の長城

4

北京〜大連〜成田