第三回中国旅行(北京・大連)2002/6月

 少し前に遡るが、実はチュニジアの後に、三回目の中国旅行へ行ってきた。当時は、あまりにも頻繁にあちこち出かけたので、自粛して旅行記は書かない事にしていたのだが、そろそろほとぼりも冷めたので、記憶をたどりながら形のある物にまとめておくことにした。残念ながらハードディスクのトラブルにより、2日目の写真が殆ど無くなってしまった。テキスト中心の旅行記で、多少読みにくいのはご容赦下さい。追々と、残っている画像もアップしていきます。

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 さて、三回目の中国旅行は大連と北京の自由旅行となった。中国国内の移動やホテルは、大連在住の友人Kさんが手配してくれた。こちらは航空券とビザのみ手配すればOKというらくちん旅行。同行するのは自転車仲間のTさん、Uさん、S嬢の3人。現地でK夫妻と合流する予定。

初日

 ワールドカップの影響からか、成田は異常に大混雑。チェックインカウンターの前には長々と列が並んでいる。土産を入れた段ボール箱を預けようと思ったら、“取扱注意”の朱書きを見た受付係に中身を尋ねられた。“ワインが入っています”と答えたら“破損の可能性があるので機内に持ち込んでください”と言われてしまった。まあ、小さいからいいか...

混雑のため、搭乗が30分ほど遅れ、大連到着も遅れた。入管はすんなり通過する。

 同行者がスーツケースを回収している間に人民元に両替する。今回は中国国内の移動に列車と飛行機を使うので、とりあえず4万円ほど両替した。出口は例によって色々な名前の書かれた札を持った迎えの人たちで、ごった返している。その真ん中にKさんがいた。なんと本人が迎えに来てくれていたのだ、外に出てみると奥様のTさんもおられた。日本へ帰国する友人を送りに来ていたそうだ。こちらの到着が遅れたために、うまく会うことが出来た。空港からKご夫妻の住む博愛大厦へ向かう。昨年の秋以来2度目の訪問だ。部屋へ上がって、くつろぐ。今日はワールドカップの日本vsチュニジア戦だ。Kさんはじめ、一同テレビ中継にかじりつく。私は段ボールを開けてお土産を渡し、荷物を整理して、今夜からの北京旅行に備える。

 まだ、日も高いので、家人からリクエストのあった香瓜子(ひまわりの種のお菓子)を買いに出ることにした。昨年来たときに見覚えのある黄河路を西の方へ向かう。カルフールはそのまま真っ直ぐ進めばすぐ近くだ。しかし、まだ時間はたっぷりある。ちょっと散歩をすることにした。右折して北へ向かう。そうそう、ここも見覚えがある、昨年K婦人に連れてきたもらったレストランだ。まだ夕食時間には早いので客は一人もいない。昨年、Mさんがチェックしたインターネットカフェもそのままだ。五四広場へ行ってみようと道を探すが良くわからない。向こうから歩いてきた少年に道を尋ねる。私の発音が良くないみたいで、通じない。仕方なくカルフールへの道を尋ねる。すると“向こうへ行って左へ曲がる”と教えてくれた。“シェーシェー”と礼をいうと“ブゥクァーチィ”(どういたしましての意)と答えが返ってきた。このセリフは旅の間中、本当にたくさん聞いた。通りをもう少し行ってみることにする。やがて路面電車の走っている大きな通りへ出た。どうやら長江路へ出てしまったらしい(公園は)あちらだろうと、見当を付けて左へ曲がる。買い物袋を下げたご婦人が通りかかったのでカルフールへの道を尋ねた。“ここを曲がればいいのよ”の指示に従って左折して進む。やがて小さな公園の様なところへ出た。しかし、おかしい。地図から見るとやけに小さすぎる。かまわずそのままどんどん進むと先ほどの公園よりもずっと大きな広場に出た。ここが五四広場だ。中山公園にははるかに及ばないが、結構な数の人たちがくつろいでいた。真ん中を横切り、そのまましばらく進むとやがてカルフールの建物が見えた。

 カルフール(中国語では家楽福と書く)は博愛大厦のある黄河路を博愛大厦から西の方へ向かったところにある。店の前の道路は工事中だ。中国はどこへ行っても必ずどこかで工事しているなあ...。さすがに人通りも多く、人混みをかき分けながらカルフールへ入る。目指すは地下の食料品売り場だ。さすがにたくさんの食料が所狭しと並んでいる。日本と違うのは棚の高さだ。高いところまで積み上げて、到底手が届かないような高さまで積み上げてある。一通り見回したが香瓜子の売り場が見つからない。果物売り場にはドリアンなども並んでいた。さすが安いけれどまだ、あまり熟していないようだ。今夜、北京へ発つというのにドリアンなんか買うわけにもいかない。ようやく瓜子の売り場を見つけた。とりあえず持ち帰れるだけと南瓜子の袋入りとプラ瓶入り、香瓜子の袋入り大小、適当にキャリアーに載せる。のどが渇いたので、フリーのコーラ(砂糖抜き)一本を加え、レジに向かった。一番左の2列は3品以下の品物を買う人専用の特快レジになっている。これは日本でもやって欲しいサービスだ。あるスーパーが日本でこれをやったら、一般の客がやってきちゃって、話にならなかったそうだ。日本人の方がよっぽどマナーが悪い。レジに並んでいる中国人達は、キャリアーにいっぱいの香瓜子の山を見て何やら怪訝そうな顔をしていた。そりゃそうだろうなあ...量が量だから“どうしてあんなにたくさん香瓜子を買うのだろう?”って不思議に思ったことだろう。レジの大娘(おばさん)が、特別大きな袋を3つもくれた。どうせ日本人は誰も見ていないし、開き直ってゆっくりと買った品物を袋に詰める。さすがに結構な重さだ。“しまった、調子に乗って買いすぎたかなあ...。”カルフールを出ると、そのまま真っ直ぐ博愛へ戻る。と、言うか、荷物が嵩張って到底寄り道なんか出来ない。博愛の入り口で中国人スタッフに呼び止められた。“ゲストです”と答えると割となめらかな日本語で“はあ、今夜からお泊まりですか?”と尋ねられる。“はい、今夜は泊まらないが、先ほどKさんの所へ到着して、買い物に行ってきた”と、答えるとオートロックのドアを開けてくれた。ここは外国人用なので入り口のセキュリティがかなり厳しい。慣れない異国でも安心して生活できそうだ。実際、建物の1階には日本語の喋れるスタッフのいるミニスーパーがあり、一歩もこの建物を出ず、なおかつ、一言の中国語を使わずに生活することも出来るそうだ。せっかく中国まで来ているのになんとももったいない話だ。

 Kさんの部屋へ戻り、お土産を詰めてきた段ボール箱に買ってきた物を詰め込む。さすがにスーパーの袋3つ分の荷物は、箱には入りきれずプラ瓶と南瓜子の袋が2〜3、はみ出してしまった。まあ、少々ならショルダーバッグに入れていけばいいだろう。レストランの予約時間まであと1時間あまり、ワールドカップは、残念ながら私の贔屓するチュニジアは負けてしまった。交代でさっとシャワーを使わせてもらい、夕食のレストランへ出かける。今日はこのまま部屋へは戻らず、そのまま北京行きの夜行列車に乗ることになっている。手早く、必要な荷物を纏めてバッグに詰めた。

 大連の駅の近くのレストランで本物の中国料理を味わい、いそいそと駅へ向かう。大連の駅は現在、工事中で臨時駅からの搭乗となる。駅の混雑は凄まじく、身動きがとれないくらいに改札口に並んでいる。K氏を先頭にぞろぞろとホームへ向かう。昨年、シェンヤンからの列車で一度来たことがあるが、当時の駅舎はもう取り壊されて無くなっているようだ。あのときと反対側からホームへ降りる。目指す車両は階段を下りて、すぐの所にあった。車両の入り口で車掌に切符を見せるとクレジットカードの様なプラスチックのカードと交換してくれた。このカードの番号が部屋とベッドの番号になっている。座席は軟臥という一番いい座席だ、4人部屋で、総勢6人の我々は4人と二人に別れる。もちろん二人組は隣の部屋で現地の人と相部屋だ。私は4人組の部屋の下段のベッドだ。部屋はお世辞にも素晴らしいなんてとても言えない。ベッドの幅もやっと人一人が横になれる程度だ。それでもポットのお湯は使い放題というサービスは、大陸らしい。さっそく持ってきたハーブティーや紅茶を飲む。やがて、なんの案内もなくゆっくりと列車が動き始める。列車は動き始めると1時間ほどで消灯になってしまうらしい。開け放したドアの前を何人もの中国人が通っていく。積もる話に花が咲く。K氏は予定通り7月初旬に後任者と交代して帰国が決まったそうだ。しかし夫人は昨年から通っている大学を卒業するまで帰国を延ばすとのこと。(と、いっても中国の新学期は9月だから8月には帰国する)

 午後10時、就寝するも、振動や音でなかなか寝付けない。明け方近い頃、やけに細かい振動が延々と直撃。朝までほとんど眠ったような気がしない。


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大連〜北京

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北京

3

北京〜大連

4

大連

5

大連