FK-310というモペットのこと

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 ここ数年、私のお気に入りで普段の下駄代わりに使っているモペットだが、どこへ行っても珍しがられて、いろんな事を聞かれる。そもそもモペットというのは原動機付き自転車のことだ。いまでは原付というと排気量50cc、法定上限速度30Km/ hの小型オートバイが当たり前だ。だが、50ccといえどもかなり高性能のスポーツバイクまで存在する。 でも、モペットってそんなんじゃない。文字通り自転車に補助エンジンを付けたようなモーターサイクルです。

まずはこの写真を見てください

一見、なんでもないママチャリ風ですが、あれれ!変なところにエンジンらしき物がついている。実はれっきとした原付自転車です。というか言葉通り、エンジンの付いた自転車そのものです。私が入手したときは数年間、野外に放置されていたおかげで、フレームも錆び錆び、エンジンにも雨水が浸入してベアリング類がダメになっていました。只でもらえるというので、暇なときにレストアーしました。なお、このモペットの製造元はフキプランニングという会社です。現在も製造されております。私の物は一番安いFK-310というスタンダードモデルでした。

まず、エンジンを分解して調べてみたところ、クランクのメインベアリングが錆び付いて固着していました。プーラーでベアリングを外し、新品と交換しました。エンジンとキャブレターを分解掃除して、試運転してみたところ、正常に始動することができたので、シリンダーのポートを少し上に拡大してタイミングをやや早め、更に横幅も広げて若干のパワーアップを図りました。フレームは錆が酷かったので、錆を落とした後、塗装も剥離してご覧のようなオレンジ色に再塗装しました。

オリジナルにはアルミの水筒のような燃料タンクがついていますが、私が入手したときにはありませんでした。なるべく自転車らしく見せるためにリヤ¥キャリアの下に隠れるように小型のタンクを付けました。

ママチャリ風アップハンドルに交換した
スロットルはMTBのグリップシフトを流用
燃料タンクは芝刈り機から拝借
シマノ自動変速内装ハブ(4速)を組み込んだ
変速機のコントロール部
小松ゼノア32ccの可愛いエンジン
フロントはVブレーキに改造している
買い物チャリはやはりカゴが必要ですな

ヘッドランプは普通の電球が使われていたが、最近安く売られているLEDランプの中身を外して換装しました。高速時に電圧がかかり過ぎる恐れがあるので、途中にセメント抵抗を入れて保護しています

2サイクルの混合エンジンなのでガソリンには潤滑油が必要です。ところが最近は作ってくれるスタンドでが少なくなっているので、この様な小さな容器にオイルをいれて常時携帯しています。

 

現在は、オートマチック4段変速になっているので、走行は非常にイージーです。リヤスプロケットは入手できる最大の23枚に換えましたが、オートDのホィールサイズの設定をタイヤサイズの24インチにすると変速のタイミングが早すぎて、エンジンの回転が充分に上がりませんでした。したがって充分なトルクが得られず、やや欲求不満となるので、20インチに設定してコンピュータを騙してやると1〜3速まではそこそこ、充分は走りを見せてくれます。4速ではややハイギヤードな感じですが、平地では充分にエンジンがふけきります。下りではエンジンを止めています。オリジナルのFK310では最高速度20キロ/時 とのことでしたが、私のはメーター読みで32〜3キロとなるので、オートDの設定数値から補正すると法定速度を超えるスピードが出るようです。しかし、物が物だけにのんびり走っております。信号待ちや下りでは、キルSWでエンジンを停止して惰性で走っているので、燃費の点でも非常にいいです。私の使用スタイルだと1回に0.8リットルのガソリンを給油して一ヶ月近く走ってくれます。行ったことの無いスタンドで補給するときは、皆一様に怪訝そうな顔をします。おまけに0.8リットル入れてくれというと、まるでからかっているようで若干恐縮しています。ただし、最近は混合ガソリンを作ってくれるスタンドはあまりありません。常にオイルを携行しています。

ブレーキはフロントにシマノVブレーキ、リヤはローラーブレーキに換装しているのでノーマルに比べると非常に安心感があります。レバーもストロークの関係で、MTB用のものに換えました

注)シマノオートDの初期タイプではタイヤ径の設定は出来ません。新たに組み込むのでしたら、後期モデルがいいです。

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