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タメズレットからマトマタへは結構な下り。周囲は地平線の彼方まで、でこぼこの荒れ地。やがて遠くに一軒の大きな建物が見えた。あれが今夜の宿らしい。ホテルの周辺にはホテルの建物以外には何もない!どうしてこんな所にホテルがあるのだろうか?その方が不思議なくらいだ。ホテルの前の道路を挟んだ向かい側に、小高い丘があったのでちょっと登ってみる。なるほど、地平線の彼方までの間には、ほんの数えるほどの住宅らしき白い建物が何軒か建っている。ここマトマタは、映画スターウオーズのロケ地として有名だが、荒れ果てた地形以外に見るべき物はほとんどない。3つ星のホテルでもドルの両替が出来ない。宿泊したカスル・エル・アマジクホテルは、山の地形をうまく利用して建てられており、受付、レストランを兼ねる建物と客室群は別棟になっている。客室へは廊下もなく、表の遊歩道のような通路を歩いて、ドアを開けたところが、直接客室になっている。僻地と言うことで、バスの湯は出ないと脅されていたが、部屋によって出るところ出ないところがあったようだ。いずれにしても、私の部屋のバスは栓がゆるゆるで、何の役にも立たない。今日はサハラ砂漠のラクダツアーで皆さん、埃まみれ。みんな風呂へ入りたいだろうなあ
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私は風呂代わりとばかりに、ホテルのプールへ入ってみる。冷た〜い!とてもじゃないが、全身浸れる水温じゃない。見ていたMさんが、“ちょっと向こう側まで、さっと泳いできたら..”ってけしかけるけど、心臓麻痺を起こしそうだ。早々に上がって、プールサイドの冷たいシャワーを浴びて砂埃を落とす、実に爽快!今夜の風呂は、これでお仕舞い!ホテルの屋根の上にはソーラーシステムがあって、ここで湯を沸かしているようだ。なるほど、これでは大勢が一度に来れば、湯もたりなくなるだろう。いずれにしても、ここのホテルは通常の観光日程では通過してしまい、その前後の町のホテルを利用しているとのことで、滅多に泊まれないレアなホテルだそうだ。バスのガイドや運転手まで、ここのホテルに泊まるのは初めてだそうだ。
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